チートデイ

ダイエットを継続していると、体重も体脂肪率も変わらなくなる時があります。これは、体が現在の状態を維持しようとする「ホメオスタシス」という機能が働くためです。ダイエット中にこのホメオスタシスが働くと、体重や体脂肪率が減らない「停滞期」が生じます。

この停滞期を打破するために「チートデイ」という日を設ける方法があります。チートデイでは、1日だけ炭水化物を多く摂取して、体に「飢餓状態ではない」と認識させることで、停滞期を脱することができると言われています。

ケトジェニックダイエット中は通常炭水化物を制限しますが、チートデイには制限を緩めて炭水化物を摂取するので、ダイエットのストレスを軽減する効果もあります。ただし、チートデイの翌日は炭水化物の摂取を控えるなど、バランスを取ることが重要です。

チートデイの頻度については、個人の体脂肪率によって異なりますが、以下のようなガイドラインがあります。ただし、これはあくまで目安であり、個々の体質やダイエットの進行状況に応じて調整することが大切です。

【男性の場合】

– 体脂肪率8%未満:週2回

– 体脂肪率8~10%:週1回

– 体脂肪率10~15%:二週に1回

– 体脂肪率15~20%:三週に1回

【女性の場合】

– 体脂肪率13%未満:週2回

– 体脂肪率13~17%:週1回

– 体脂肪率17~22%:二週に1回

– 体脂肪率22~28%:三週に1回

体脂肪率が男性で20%以上、女性で28%以上の場合は、まずは基本的な食事制限と運動に注力することが推奨されます。

チートデイは適切に取り入れることでダイエットの停滞期を乗り越える手助けになりますが、極端に多くの炭水化物を摂取することや、頻繁に行うことは避けるべきです。自分の体の反応を見ながら、無理のない範囲で取り入れてください。