マルトデキストリンとクラスターデキストリンは、両方ともデンプン由来の食品添加物ですが、いくつかの違いがあります。
マルトデキストリン(粉飴も同様)は血糖値を急激に上昇させて速やかにエネルギーを提供し、疲労回復や運動中のパフォーマンス向上に役立つことがあります。
一方、クラスターデキストリンは持続的なエネルギー供給が期待でき、持久力や持続的な運動に適しているとされています。また、クラスターデキストリンは低血糖リスクが低いとされ、血糖値の急激な上昇を抑える特徴があります。
ぶどう糖は浸透圧の関係で胃もたれや下痢を起こしやすいですが、マルトデキストリンやクラスターデキストリンは胃腸の負担が少なく、胃もたれや下痢になるリスクが低いです。
最終的に、マルトデキストリンとクラスターデキストリンの選択は、個々の目的やニーズによって異なります。スポーツ栄養や持久力向上を目指す場合には、クラスターデキストリンが適していると考えられますが、個々の体質や状況に応じて適切な選択をすることが重要です。
一般的な指標として、マルトデキストリンは筋トレや短距離走などの高強度で短時間の運動に適していると考えられます。マルトデキストリンは消化吸収が速く、速やかにエネルギー供給されるため、運動中〜運動後に補給することで短時間でのパフォーマンス向上や疲労回復に役立つ場合があります。
一方、クラスターデキストリンは持続的なエネルギー供給が期待され、運動前〜運動中に補給することでサッカーや長距離走などの持久力を必要とする運動のパフォーマンス向上に役立つとされます。クラスターデキストリンは血糖値の急激な上昇を抑え、持久力を維持するためのエネルギー源として働くことが期待されます。
自分は胃腸が弱いのでクラスターデキストリンを飲んでいます。
まとめると
- マルトデキストリン：消化・吸収が速く、急速にエネルギー補給できる特徴があります。運動中のエネルギーの効率的な補給やトレーニング後の回復に適しているとされています。
- クラスターデキストリン：マルトデキストリンに比べると吸収がやや遅く、持続的なエネルギー供給が期待できます。持久力を必要とする運動のパフォーマンスに対して効果的とされています。また、胃腸の負担が少なく、消化しやすいとされています。