体組成の測定方法ですが、
①水中体重秤量法
②近赤外分光法
③キャリパー法
④生体インピーダンス法
があります。
それぞれの体組成を測定する方法について詳しく説明します。
①水中体重秤量法 (水没法)
水中での体重と陸上での体重の差を使用して、体組成を推定します。
(長所)精度が高いと言われています。
(短所)実施には専門的な設備とスタッフが必要。実施時に不快感を感じることがある。
②近赤外分光法
近赤外線を使用して皮下脂肪の量を測定します。
(長所)非侵襲的で簡単に測定可能。
(短所)他の方法に比べて精度が低い場合がある。肌の色や外部の光の影響を受けやすい。
③キャリパー法
特定の部位の皮下脂肪層の厚さを計測する方法です。
(長所)手軽で低コスト。実施が比較的簡単。
(短所)測定者の技術や経験に依存する。局所的な脂肪の厚さしか測定できない。
④生体インピーダンス法
電流の体内での抵抗を測定することで、体の水分や筋肉、脂肪の量を推定します。
(長所)手軽で迅速に測定可能。多くの家庭用体組成計がこの原理を採用している。
(短所)水分摂取量、運動、食事など測定条件によって結果が変わりやすい。