大相撲名古屋場所:横綱 照ノ富士が10回目の優勝
今年の大相撲名古屋場所は、28日の千秋楽にドラマチックな展開を迎えました。横綱 照ノ富士が、12勝3敗で並んだ隆の勝との優勝決定戦を制し、今年初場所以来となる10回目の優勝を果たしました。
優勝争いは、27日の14日目終了時点で、2敗の照ノ富士と3敗の隆の勝の一騎打ちに絞られていました。千秋楽では、まず隆の勝が関脇 大の里を押し出しで破り、12勝3敗としました。その後、照ノ富士は結びの一番で大関 琴櫻に上手出し投げで敗れ、両者は優勝決定戦に臨むこととなりました。
優勝決定戦では、照ノ富士が寄り切りで隆の勝を制し、見事10回目の優勝を決めました。
照ノ富士は、2場所連続の休場を経て迎えた今場所、力強い立ち合いと安定した相撲で初日から10連勝し、優勝争いをリードしました。終盤戦では関脇 大の里、隆の勝、大関 琴櫻に敗れて3敗を喫しましたが、勝負どころで見事な力を発揮し、目標としていたふた桁の優勝回数に到達しました。
名古屋場所の熱戦は、横綱 照ノ富士の10回目の優勝で幕を閉じ、ファンの心に深く刻まれることとなりました。