熱中症に注意

6月6日、全身の筋肉が次々につった背中トレーニング──プロでも陥る“熱中症の落とし穴”

6月6日(金)、背中のトレーニングを行うために、24時間ジムのフィットゾーン24に車で向かいました。

いつも通り身体の調子は悪くなく、「今日も集中して追い込める」と感じていました。

実際、これまで34年間トレーニングを継続してきた中で、身体の調子やコンディションは常に自分で管理できているという自負がありました。

しかしこの日、その自信が思わぬ落とし穴に変わりました。

🚗【移動時の油断】車の冷房オフが危険の始まり

当日は1人で車に乗っていたので、

「少しでもガソリンを節約しよう」と考え、車の冷房を使わずにフィットゾーン24へ移動しました。

短時間だったとはいえ、車内は蒸し風呂状態。

すでに体温が上がっていた状態でトレーニングを始めたことが、後の異常事態に直結しました。

🏋️【トレーニング中に異変が発生】

背中のトレーニングを開始してすぐ、身体がやけに重く、力が入らない感覚がありました。

「疲れてるだけかな」と軽めの重量に切り替えて続行しましたが、途中から軽いめまいが発生。

そこからさらに、次々と筋肉がつりはじめたのです。

⚠️【筋肉が次々にけいれん】

以下の順に、筋肉が収縮して止まらない症状が出現:

ふくらはぎ 内もも(内転筋) 腹筋 腕(前腕・上腕) 背中(広背筋)

これは単なる筋疲労ではなく、明らかに体内の水分・電解質バランスの崩れによる異常反応でした。

🧠【これは“熱中症+電解質不足”】

この症状は、以下の複数の状態が重なっていたと考えられます:

熱失神(めまい・立ちくらみ) 熱けいれん(筋肉の連続したつり) 熱疲労(脱力感、倦怠感、集中力低下)

さらに、発汗によるナトリウム・マグネシウムの不足が重なり、けいれんが全身に広がった状態でした。

🧩【教訓】「自分は大丈夫」が一番危ない

私はトレーニングを何万セットも重ね、体調のセルフコントロールには強い自信を持っていました。

しかし今回、わずかな油断が命取りになることを痛感しました。

「車内は少し暑いだけ」 「短時間だから冷房なしでも大丈夫」 「水分は後で飲めばいい」

こうした小さな判断が、身体を崩す大きな引き金になりました。

✅【今後の対策】

車の移動でも冷房を使う トレ前・中に水分+塩分(電解質)をしっかり補給 少しでも異変を感じたら、即中断・休憩 高温多湿の日は重量やセット数を調整する柔軟さも大切

🧘‍♂️【まとめ】攻めるだけがトレーニングではない

34年間トレーニングを続けてきたプロの身体でも、環境の変化には抗えません。

だからこそ、暑さ・水分・電解質への対策を怠らず、安全で高品質なトレーニングを継続していただきたいと強く思います。