玄米食べて便秘に?

玄米で便秘に?解消のための食事の工夫

玄米は白米に比べて栄養価が高く、特に食物繊維が豊富なため健康に良いとされています。しかし、中には「玄米を食べていたら便秘になってしまった」という方もいるかもしれません。

実は、玄米には腸内で水分を吸収し、大きく膨らむ不溶性食物繊維が多く含まれています。この不溶性食物繊維が、腸内でかさを増やし、便を押し出す役割を果たす一方で、逆にお腹が張ってしまい便秘を引き起こすことがあります。

では、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか?

まず、水溶性食物繊維の摂取を増やすことをお勧めします。水溶性食物繊維は便を柔らかくしてくれるため、スムーズな排便を促します。海藻類や根菜類には、水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、これらを食事に取り入れてみてください。

また、便の硬さには水分や油分も影響します。しっかりと水分を摂ることに加え、MCTオイルやオメガ3系の油を摂取することも、便の状態を改善する助けになります。

それでも便秘やお腹の張りが続く場合は、玄米の代わりに水溶性食物繊維が多く含まれているもち麦などの雑穀米を試してみるのも一つの方法です。もち麦は消化が良く、腸内環境を整える効果が期待できるため、便秘の改善に役立つでしょう。

自分に合った食事を見つけることで、より快適な腸内環境を整えていきましょう。

小濱裕司