日本人の3人に1人が脂肪肝と言われています。
肝臓は人体で最も大きな臓器で病気になっても自覚症状が出にくいことから沈黙の臓器と言われています。
肝臓には以下の3つの役割があります。
①栄養素の代謝
②胆汁の生成
③有害物質の解毒、分解
脂肪肝は肝臓に中性脂肪が限度を超えて蓄積した状態で脂肪肝になると、太りやすく、痩せにくい体になります。
肝機能検査でALT(GPT)とAST(GOT)の両方が16U/Lを超えたら脂肪肝の可能性があります。
脂肪肝はアルコールが原因だと思われがちですが、お酒を飲まない人でも発症します。
脂肪肝には大きく分けると2種類あります。
①アルコール性脂肪肝
②非アルコール性脂肪性肝疾患
ALT(GPT)がAST(GOT)より高い場合は②非アルコール性脂肪肝の可能性があり、ALT(GPT)よりAST(GOT)の方が高いもしくはγ-GTPが高い場合は①アルコール性脂肪肝の可能性があります。
①は名前の通りお酒などアルコールの過剰摂取が原因です。比較的軽症なアルコール性脂肪肝はアルコール摂取を控えれば改善します。
②はお菓子や清涼飲料水など糖質の過剰摂取が原因です。アルコールが原因ではないのでお酒を飲まない人でも発症し、肥満や糖尿病などを伴うことが多いです。症状が軽い単純性脂肪肝は症状が軽く、食事や運動によって改善しやすいです。
アルコール性脂肪肝炎や非アルコール性脂肪肝炎まで進行すると肝硬変になります。
さらに進行して肝臓がんになると命にに関わる危険性があるのでその前に改善しましょう!