先日、久しぶりに『Tarzan(ターザン)』を購入しました。
今回の特集テーマは「年間トレーニング計画」。
読んでいてとても興味深かったのは、
「短期間で一気に体を変える」のではなく、
1年という時間を使って、段階的に体をつくっていくという視点でした。
誌面では、次のような目標が紹介されていました。
・体重を5%落とす(12ヶ月)
・週2回運動する習慣作り(3ヶ月)
・30分走れるようになる(4ヶ月)
・腹を凹ます(3ヶ月)
・風邪をひかないカラダになる(12ヶ月)
・5歳若返る(3ヶ月)
これを見て、
「これはまさに、パーソナルトレーニングの現場で大切にしている考え方だな」
と感じました。
なぜ多くの人はトレーニングが続かないのか
「今年こそ運動を頑張ろう」
「今度こそ続けよう」
そう思って始めたのに、気づけばやめてしまった。
こうした経験をお持ちの方は、決して少なくありません。
ただし、これは
意志が弱いからでも、根性が足りないからでもありません。
多くの場合、原因はとてもシンプルです。
それは、
最初から“ゴールまでの設計図”がないこと。
・とりあえず痩せたい
・とりあえず動こう
というスタートは悪くありませんが、
「その先どうするのか」が決まっていないと、必ず迷子になります。
トレーニングは「点」ではなく「線」で考える
Tarzanの特集が面白いのは、
目標をすべて同時に達成しようとしていない点です。
まずは
・習慣をつくる
・体力の土台をつくる
その上で
・見た目を変える
・体調を安定させる
という順番がしっかり組まれています。
体づくりは、家づくりと同じです。
基礎が不安定なまま、
いきなり立派な建物を建てようとしても、長くは持ちません。
トレーニングも同様で、
「いま何を優先する時期なのか」を間違えると、続かなくなります。
パーソナルトレーニングでは「1年後」を一緒に見る
パーソナルトレーナーの役割は、
今日のトレーニングを頑張らせることではありません。
・今の体の状態
・運動経験
・生活リズム
・不調や既往歴
これらを踏まえたうえで、
半年後、1年後にどうなっていたいかを一緒に考えることです。
例えば、
最初は
「体を動かす習慣をつくる」
次の期間は
「疲れにくい体力をつける」
そこから
「筋力や見た目を変えていく」
このように段階を踏めば、
無理なく、そして確実に体は変わっていきます。
「今すぐ結果」より「続く体」
短期間で結果を求めすぎると、
トレーニングは苦しいものになります。
一方で、
1年というスパンで考えると、
・疲れにくくなった
・風邪をひきにくくなった
・動くことが苦じゃなくなった
こうした変化が、自然と積み重なっていきます。
これは数字以上に、日常生活を楽にしてくれる変化です。
まとめ
トレーニングが続かない理由は、
「頑張りが足りない」からではありません。
多くの場合、
続けられるように設計されていないだけです。
年間トレーニング計画という考え方は、
特別なアスリートのためのものではありません。
忙しい方、運動が苦手な方、
これまで何度も挫折してきた方こそ、必要な視点です。
今年は、
「とりあえず頑張る」ではなく、
1年かけて体を育てる。
そんなトレーニングを、始めてみてはいかがでしょうか。
小濱裕司

