トレーニング種目の主働筋と協働筋と拮抗筋
トレーニングを効果的に行うためには、主働筋、協働筋、そして拮抗筋について理解することが大切です。以下では、代表的なトレーニング種目ごとにそれぞれの筋肉を紹介します。
ベンチプレス
- 主働筋: 大胸筋
- 協働筋: 三角筋前部、上腕三頭筋
- 拮抗筋: 広背筋、上腕二頭筋
スクワット
- 主働筋: 大腿四頭筋、大臀筋
- 協働筋: ハムストリングス、脊柱起立筋、下腿三頭筋
デッドリフト
- 主働筋: 脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングス
- 協働筋: 大腿四頭筋、広背筋、僧帽筋
ベントオーバーロウイング
- 主働筋: 広背筋
- 協働筋: 大円筋、小円筋、僧帽筋、上腕二頭筋
- 拮抗筋: 大胸筋、三角筋前部
レッグエクステンション
- 主働筋: 大腿四頭筋
- 拮抗筋: 大腿二頭筋
レッグカール
- 主働筋: 大腿二頭筋
- 協働筋: 半腱様筋、半膜様筋、腓腹筋
- 拮抗筋: 大腿四頭筋
バーベルカール
- 主働筋: 上腕二頭筋
- 協働筋: 上腕筋、腕橈骨筋
- 拮抗筋: 上腕三頭筋
シットアップ
- 主働筋: 腹直筋
- 協働筋: 内腹斜筋、外腹斜筋、腸腰筋
- 拮抗筋: 脊柱起立筋
筋肉の相反神経支配
「相反神経支配」とは、主働筋が働くときに拮抗筋が弛緩することで、動作がスムーズに行えるようになる仕組みです。これにより、効率的で安全な動作が可能になります。
効果的な筋トレのポイント
筋肉を鍛える際には、主働筋だけでなく、協働筋や拮抗筋もバランスよく鍛えることが重要です。これにより、全体的な筋力アップや体のバランスが向上し、怪我の予防にもつながります。
小濱裕司