減量期の筋量維持における短時間・高密度トレーニングの実際

減量期における胸部トレーニングの負荷管理と筋持久力向上アプローチ

6月16日(月)は、減量中のコンディションを維持しつつ、胸部のトレーニングを実施しました。

現在はカロリー制限中ですが、筋量維持と代謝保持のため、トレーニングの強度と質を確保することを最優先にしています。

■ 24時間ジムでの前半トレーニング(30分間)

この日は長女の迎えがあったため、24時間ジムでトレーニングを行う時間は30分間のみ。

短時間でもしっかりと筋刺激を入れるため、ベンチプレスに絞って構成しました。

ベンチプレス:140kg × 8回 × 3セット  ⇒ 総負荷量:3,360kg

高張力・低回数設定で、主に速筋繊維と神経系への刺激を目的としています。インターバルはやや短めに設定し、集中力を維持したまま全セットを完遂。

続いて、チェストバタフライ(マシン)を1種目のみ追加。

この目的は、ベンチプレスで使った大胸筋をストレッチすること。

可動域を広げるためではなく、あくまで筋肉の緊張を緩める意図で実施しています。

■ 帰宅後の後半トレーニング(補強+持久系)

ジムでの総負荷が不十分と判断し、帰宅後すぐにトレーニングを再開。

ベンチプレス:100kg × 10回 × 3セット  ⇒ 追加負荷:3,000kg

これにより、ベンチプレスの1日合計負荷は6,360kgに到達。

さらに、筋持久力と局所代謝向上を目的として以下の種目を追加:

腕立て伏せ:30回 × 3セット(自体重) ケーブルクロスオーバー:30回 × 3セット(低負荷・高回数)

これらはType IおよびType IIA線維を狙った持久系刺激として位置づけ、乳酸耐性と局所循環の改善を狙った設計です。減量中は回復力が低下しやすいため、関節への負担を抑えつつ高ボリュームを確保できる種目として効果的です。

■ 減量中のトレーニング戦略

減量期においては、摂取カロリーの制限により筋分解リスクが高まります。

そのため、筋量維持のためには以下の2軸の刺激が必要になります。

高張力刺激(高重量・低回数)

代謝的ストレス(中〜高回数・持久系刺激)

今回は前半に高重量のベンチプレス、後半に中重量+自体重+高回数の構成を組むことで、

筋力・筋肥大・筋持久力の各側面をバランスよくカバーしました。

■ まとめ

限られた時間でも、トレーニングの目的を明確にしたうえで種目を絞り、

補助的な刺激を自宅で積み増すことで、減量中でも筋量と代謝の維持は十分可能です。

「時間がない」「減量中だからできない」と思う前に、設計次第でやれることは多い。

今後も状況に合わせて、無理なく・確実に成果を積み上げていきます。