
スポーツドリンクの飲み過ぎに注意!ペットボトル症候群と水分補給の正しい知識
暑い夏やトレーニング後の水分補給として、スポーツドリンクを飲んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、その「健康的」と思われがちな飲み物が、実は身体に悪影響を及ぼす可能性があることをご存知でしょうか?
1. ペットボトル症候群とは?
正式名称は「清涼飲料水ケトーシス」。
炭酸飲料やスポーツドリンク、缶コーヒーなど糖分を多く含む飲料を日常的に大量摂取することによって起こる急性の高血糖状態を指します。
主な症状:
喉の渇きが強くなる
倦怠感や疲労感
頻尿
吐き気
進行すると意識障害やケトアシドーシス(糖尿病性昏睡)など命に関わる症状に発展
これは特に若年層や運動習慣のある方に多く見られ、「健康のため」と思っていた習慣が裏目に出る典型例です。
2. スポーツドリンクの糖分量は想像以上!
スポーツドリンクは健康的なイメージがありますが、実は100mlあたり4.5〜6gの糖分が含まれており、500mlで約25〜30gの糖を摂取することになります。これは角砂糖で約7〜8個分に相当します。
ちなみに、清涼飲料水(いわゆる炭酸飲料)には、500mlあたり約50gの糖分が含まれており、これは角砂糖に換算するとおよそ14個分にもなります。また、加糖タイプの缶コーヒーでも500mlあたり約20〜25gの糖分が含まれており、角砂糖約5〜6個分と考えてよいでしょう。
3. なぜ冷たい甘い飲み物は危険なのか?
冷たい状態では甘味を感じにくく、脳が「甘すぎる」と判断しにくいため、過剰摂取につながりやすいのです。
その結果、血糖値スパイク(急激な上昇と下降)が起こりやすく、体脂肪の蓄積や糖代謝の異常を引き起こすリスクが高まります。
4. 水分補給は「場面」によって選び方を変える
運動中・大量発汗時:
大量の汗をかく場面では、ナトリウム・カリウムなどの電解質の補給が必要です。この場合はスポーツドリンクや経口補水液(OS-1など)が有効です。
日常生活・軽度の運動時:
水または無糖のお茶が最も安全かつ効果的です。糖質やカロリーを無駄に摂らずに、体内の水分バランスを保てます。
5. 正しい水分補給のコツ
以下を意識しましょう:
こまめな摂取:一度に大量に飲むのではなく、少量ずつ分けて飲む 常温に近い水分:冷たすぎる飲み物は胃腸を刺激しやすいため控える 糖分のチェック:原材料欄で「果糖ぶどう糖液糖」が上位にあるものは避ける 味付き飲料は嗜好品と考える
6. トレーニングと血糖の関係にも要注意
筋力トレーニングや有酸素運動はインスリン感受性を改善し、血糖を下げる効果がありますが、運動後に大量の糖分を含む飲料を摂ると、その恩恵が打ち消されてしまう可能性も。
スポーツ後のリカバリーとして摂取する場合も、量とタイミングには十分注意が必要です。
まとめ|水分補給は「飲み物の質」も大切
水分補給=水分ならなんでもOKではありません。
特に運動をする人やダイエット中の方は、「糖分の少ない水分」を選ぶことが体調管理やパフォーマンス維持に直結します。
水・無糖のお茶を基本にしつつ、必要に応じてスポーツドリンクを使い分ける。
それが、熱中症予防と健康のために欠かせない知識です。