ヘックスバーの特徴と効果的な使い方を解説!
トレーニング器具の一つ「ヘックスバー」をご存じですか?
通常のバーベルやダンベルとは異なる独特な形状から、使い方に戸惑う方も多いかもしれません。
今回は、ヘックスバーの特徴や使用メリット、さらにおすすめのトレーニング種目をご紹介します。これを読めば、ヘックスバーを使ったトレーニングがより効果的に行えるようになります!
ヘックスバーとは?
ヘックスバー(別名:トラップバー)は、六角形の形をしたバーベルで、六角形の中央に立ってトレーニングを行うのが特徴です。その形状から「トラップバー」という名称で呼ばれることもあります。
通常のバーベルでは、バーが体の前に位置するため、特にデッドリフトやスクワットで腰や肩に大きな負担がかかることがあります。一方、ヘックスバーは体の重心がバーの中心に来るため、負担が分散され、初心者から上級者まで安全にトレーニングを行えます。
また、ヘックスバーには2種類のハンドル(「ハイグリップ」と「ローグリップ」)がついており、持ち方を変えることでトレーニングの負荷や可動域を調整できます。
ヘックスバーを使用するメリット
ヘックスバーには、以下のようなメリットがあります。
1. 肩や腰への負担を軽減
通常のバーベルを使ったトレーニングでは、重心が体の前に位置するため、肩や腰に負担が集中しやすくなります。
ヘックスバーの場合、体の中心に重心が来るため、バーの軌道が安定し、腰や肩への負担を大幅に軽減できます。特に、腰痛持ちの方や初心者にとって安心して使用できる点が大きな魅力です。
2. 高負荷のトレーニングが可能
ヘックスバーでは「パラレルグリップ」という自然な手首の角度でバーを握ることができ、力を効率的に伝えられます。これにより、通常のバーベルよりも高い負荷を扱うことができ、筋力向上に効果的です。
ヘックスバーを使ったおすすめのトレーニング
以下は、ヘックスバーを使った代表的なトレーニング種目です。
1. デッドリフト
デッドリフトは、ヘックスバーを使ったトレーニングの中で最も一般的な種目です。
通常のバーベルでは腰に負担がかかりやすいですが、ヘックスバーなら重心が体の中心に来るため、初心者や腰痛が気になる方でも安全に取り組めます。
やり方
1. ヘックスバーの中心に立ち、ハイグリップで握る。
2. 背筋を伸ばし、胸を張った状態でお尻を突き出す。
3. 広背筋を収縮させながら膝を伸ばし、バーを持ち上げる。
4. ゆっくりと膝を曲げながら元の位置に戻す。
5. これを繰り返す。
大腿四頭筋を集中的に鍛えたい場合は、ローグリップを使用する方法もおすすめです。ローグリップではスタート位置が低くなるため、より深い動作で負荷をかけられます。
2. シュラッグ
肩周りの筋肉(僧帽筋)を鍛える種目です。ハンドルを握り、肩を上にすくめるようにして動作を行うことで、僧帽筋にしっかり刺激を与えられます。
3. カーフレイズ
ふくらはぎを鍛える種目です。ヘックスバーを持ちながらつま先立ちをすることで、ふくらはぎに負荷をかけることができます。足首の可動域を意識しながら行いましょう。
ヘックスバーを使用する際の注意点
ヘックスバーを安全かつ効果的に使用するためには、以下の点に注意してください。
1. グリップの中央を握る
グリップの中心をしっかり握らないと重心がずれてしまい、ケガの原因になる可能性があります。
2. 正しいフォームを心がける
特に腰を痛めないために、背中を丸めないよう注意しましょう。動作の途中でフォームが崩れる場合は、重量を軽くして調整してください。
3. トレーニング前に準備運動を行う
ウォームアップを十分に行い、筋肉や関節をしっかり温めてから取り組むことが重要です。
まとめ
ヘックスバーは、初心者から上級者まで幅広く活用できるトレーニング器具です。デッドリフトをはじめ、さまざまな種目で活用できるその汎用性の高さは、ホームジムや宅トレでも役立つでしょう。
安全にトレーニングを行うために、正しいフォームを意識しながら取り組み、効果的に筋力アップを目指してください!
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