不妊治療でホルモン注射を行っている方から、
体重や体型の変化に関するご相談をいただくケースがあります。
例えば、
・最近、体重が増えやすくなった
・むくみが強くなった
・食事を変えていないのに体型が変わった
このような変化に、不安や焦りを感じる方は少なくありません。
結論からお伝えします
👉 ホルモン注射が直接、脂肪を増やすわけではありません。
しかし、
👉 体脂肪が増えやすい“状態”になるのは事実です。
ここを正しく理解できるかどうかで、
ボディメイクの結果は大きく変わります。
なぜ体脂肪が増えやすくなるのか
① むくみによる体重増加
ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の影響により
・水分を体内に保持しやすくなる
・体液バランスが変化する
その結果、
👉 体重が一時的に増加します(脂肪ではありません)
この段階で「太った」と判断してしまうのは非常にもったいないポイントです。
② 食欲の変化
ホルモンは脳の摂食中枢にも影響します。
特に見られる変化は
・食欲の増加
・甘いものへの欲求
・血糖値の変動
👉 無意識に摂取カロリーが増える
これが体脂肪増加の原因になるケースがあります。
③ 活動量の低下(NEATの低下)
ホルモン注射中は
・倦怠感
・疲労感
・集中力の低下
が出ることがあります。
その結果、
👉 日常活動量(NEAT)が低下
この影響は想像以上に大きく、
脂肪が増える“見えにくい原因”になります。
④ 代謝・ホルモン環境の変化
ホルモン環境の変化により
・インスリン感受性の変動
・血糖処理能力の変化
が起こることがあります。
👉 脂肪が蓄積されやすい状態になる可能性
■ 最も重要な考え方
ここが本質です。
👉 ホルモン=太る原因ではない
👉 ホルモン=太りやすい環境を作る
つまり、
👉 正しく対応すればコントロール可能です
■ 体脂肪増加を防ぐための実践的なアプローチ
① カロリーを極端に減らさない
よくある失敗
・食事を減らす
・糖質を抜く
これは逆効果です。
理由
・筋肉量の減少
・基礎代謝の低下
・ホルモンバランスの悪化
👉 「減らす」ではなく「整える」が正解
② タンパク質を最優先する
目安
👉 体重 × 1.6〜2.0g
筋肉量を維持することで
👉 脂肪が増えにくい身体を維持できます
③ 炭水化物は適切に摂取する
炭水化物を減らしすぎると
・トレーニングの質低下
・疲労増加
・食欲の暴走
👉 特にトレーニング前後は必須
④ むくみ対策を行う
・水分 1.5〜2L
・塩分過多を避ける
・カリウム(野菜・果物)を摂取
👉 むくみ=脂肪ではないと理解することも重要
⑤ トレーニングは“固定しない”
ここが非常に重要です。
・体調が良い日 → しっかり負荷をかける
・体調が悪い日 → 軽め+フォーム重視
👉 その日の状態に合わせて調整することが最適解
■ 脂肪を落とす本質
女性のボディメイクで最も重要なのは
👉 下半身と背中の筋肉
理由はシンプルです。
👉 筋肉量が多い=消費エネルギーが大きい
■ 優先すべき種目
・ヒップスラスト
・レッグプレス
・ラットプルダウン
・ルーマニアンデッドリフト
👉 この4種目で体は大きく変わります
■ よくある誤解
❌ お腹を痩せたい → 腹筋
❌ 二の腕を痩せたい → 腕トレ
👉 脂肪は部分的に落ちません
■ まとめ
ホルモン注射中に体型が変わる理由は
・水分保持(むくみ)
・食欲の変化
・活動量の低下
・代謝の変化
この4つです。
そして最も重要なのは
👉 筋肉を維持・増やすこと
■ パーソナルトレーナーとしての結論
不妊治療中は
👉 無理に「痩せる」必要はありません
重要なのは
👉 崩さないこと
👉 整えること
その結果として
👉 体脂肪は安定して落ちていきます
■ 最後に
ボディメイクは
・ホルモン
・睡眠
・ストレス
・生活習慣
すべての影響を受けます。
だからこそ
👉 無理のない設計が最も重要です

