■ 手術後に肩や腕が細くなる理由と、回復に向けて私が実践していること
右肩の手術をしてから、肩まわりや腕が急激に細くなり、骨が浮き出てきました。
長年トレーニングを続けてきた自分でも、これほどまでに変化するものかと正直ショックを受けました。
ただ、この現象は私だけに起きた特別なものではなく、医学的に起こりうる自然な反応です。
手術後は固定や安静が必要になり、腕をほとんど動かさない期間が続きます。
その結果、筋肉が使われなくなり、体が「今はこの筋肉は必要ない」と判断してしまうのです。
この現象を「廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)」と言います。
私は以前、膝の手術後にギプス固定した際にも、足の筋肉が大幅に細くなった経験があります。
その経験があったので今回も覚悟はしていましたが、やはり実際に目で見ると、改めて人間の身体の変化の大きさに驚かされました。
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■ なぜここまで筋肉は落ちてしまうのか?
筋肉は、使わない時間が続くと驚くほど早く小さくなってしまいます。
特に肩は動かせる範囲が狭くなりやすく、筋力が落ちやすい部位です。
「まだこんなに動かせないのに、もう細くなってきた…」
そんな不安が出てきても、それは回復途中の自然な段階です。
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■ 私が大切にしている回復のステップ
手術後すぐは、何でもできるわけではありません。
まずは「できることを、できる範囲で」が大事です。
・痛みや炎症を落ち着けるところから
・少しずつ動かせる範囲を広げる
・肩甲骨をしっかり動かす意識を持つ
・軽い負荷を使いながら筋肉を戻していく
自分の体がどう反応するかを見ながら、毎日小さな積み重ねを続けています。
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■ 日常生活で見直していること
・猫背にならない
・肩をすくめるクセを抑える
・痛みがある日は無理をしない
・反対側の腕だけに頼り過ぎない
「ちゃんと回復していく方向に身体を使えているか?」
これは常に自分に問いかけています。
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■ 不安はある。でも、それも含めて記録したい
手術直後の今は、見た目の変化に驚くこともあります。
「ちゃんと戻るだろうか」
そんな気持ちが全くないわけではありません。
それでも
・ここに記録することで、未来の自分が振り返る材料になる
・同じ状況にある方への参考になれば、それも意味がある
そう思っています。
ただし回復のスピードには個人差があり、
「いつ完全に元通りになるか」は医学的にも断言できません。
確実な情報がない部分は、私にも「わからない」としか言えません。
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■ この経験も、きっと力になる
手術後の身体の変化は誰にとっても大きな出来事です。
しかし、この経験が身体を理解する視点や、パーソナルトレーナーとしての言葉に深みを与えてくれると信じています。
引き続き、回復の様子を記録しながら、
同じ境遇の方に向けて情報を発信していきたいと思います。

