「食事パターンで変わる健康リスク」
イギリスのEPIC-Oxford研究という調査で、18年間にわたり「肉食」「魚食」「菜食」という3つの食事パターンが心臓や脳の健康にどう影響するかが調べられました。
どんな結果が出たの?
この研究から、食事パターンごとに健康リスクが大きく異なることがわかりました!
• 菜食者
菜食者は肉食者に比べて心筋梗塞などの「虚血性心疾患」のリスクが低いことがわかりました。でも、出血性脳卒中のリスクは逆に高くなるという結果に。栄養素(例えばビタミンB12やオメガ3脂肪酸)の不足が関係している可能性があるそうです。
• 魚食者
魚中心の食事をしている人は、虚血性心疾患や脳卒中リスクが肉食者と菜食者の中間的な結果でした。魚に含まれるオメガ3脂肪酸が心臓に良い影響を与えているのかもしれません。
• 肉食者
肉食者は虚血性心疾患のリスクが他のグループより高かった一方で、脳卒中のリスクは最も低い傾向がありました。どんな肉をどれだけ食べるかが重要なポイントです!
どうしたら良いの?
この研究からわかったのは、どの食事パターンにもメリットとデメリットがあるということです。それぞれの特徴を理解して、栄養バランスを考えた食事を心がけることが大切です!
食事で気をつけたいポイント
• 菜食者の方は、ビタミンB12やオメガ3脂肪酸を意識的に摂る工夫を。サプリや食品で補うのも良いです!
• 魚食者の方は、青魚など良質なオメガ3脂肪酸を含む魚を適量摂るのがオススメです。
• 肉食者の方は、赤身肉や加工肉を控え、鶏肉や脂肪分の少ない部位を選びましょう。
健康のために「自分に合った食事」を選ぼう!
食事スタイルは人それぞれ。自分のライフスタイルや体質に合った食事パターンを選ぶことが大切です。そして、どのパターンでも「バランスの良い食事」が基本です!
健康は毎日の積み重ねから。無理せず、楽しく、そして美味しく続けられる食事を見つけていきましょう。
(参考文献:「18年間の追跡調査による肉食者、魚食者、菜食者の虚血性心疾患および脳卒中リスク:EPIC-Oxford研究」)