右肩の夜間痛がひどく、眠れない日々が続いていました。特に腱板断裂や五十肩のような肩の炎症がある時期は、就寝中に強い痛みに襲われることが多く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。
アピタ木更津店に買い物へ行った際に、マットレスや枕の売り場を見つけました。睡眠環境を整えることが少しでも痛みの軽減につながるのではと思い、思い切って新しいマットレスと枕に買い換えてみました。まだ完璧ではありませんが、以前よりも楽に眠れる感覚があります。

私自身の体験からも、夜間痛対策では「環境を整えること」がとても大切だと改めて感じています。以下に医学的に推奨される対策と、自分でできる工夫を整理しました。
夜間痛とは?
腱板断裂や五十肩などで炎症があると、肩の中の圧力が高まり、夜間に強い痛み(夜間痛)が出ることがあります。
これが続くと、毎日寝不足になり、体調を崩す原因になります。ですから「ただ我慢する」のではなく、きちんと対策を取ることが重要です。
医学的な夜間痛対策
・消炎鎮痛剤(内服薬)の使用
我慢せず医師に相談して使用しましょう。
・ 注射による対策
痛みが強いときには注射も選択肢になります。特にステロイド注射は効果的ですが、注意も必要です。 2019年の研究では、腱板断裂の手術前1年間にステロイド注射を2回以上受けていた場合、再断裂のリスクが高まると報告されています。 そのため、ステロイド注射は1年に1回程度に留めることが望ましいとされています。
自分でできる夜間痛対策(3つの工夫)
① クッションを活用して寝返りを防ぐ
寝ている間に痛い肩を下にしてしまうと、痛みが強まります。
右肩が痛いなら右腕の下にクッションを入れ、さらに背中側にもクッションを置くことで、無意識の寝返りを防ぎやすくなります。
② 痛い側の肘の位置に注意
横向きや仰向けで寝ていると、肘が背中側に入り、肩に負担をかけてしまうことがあります。
クッションを抱える、または腕の下にクッションを敷くことで自然に肘の位置を前に保ち、肩への負担を軽減できます。
③ 上体を少し起こして寝る
平らな布団よりも、背中に大きめのクッションを入れて上体をやや起こした状態で寝ると痛みが和らぐことがあります。
研究によれば、仰向けで寝る方が肩の内部圧力が下がりやすいとされ、横向きやうつ伏せよりも夜間痛の軽減につながります。
まとめ
私自身、夜間痛で眠れない日々を過ごし、生活にも大きな影響が出ていました。しかし、マットレスや枕を買い換え、クッションを工夫して配置することで、少しずつ改善を感じています。
夜間痛は決して我慢すべきものではなく、医師に相談して薬や注射を適切に活用すること、そして寝る環境を整えることが何より大切です。
もし同じように夜間痛で悩んでいる方がいたら、今回の工夫をぜひ取り入れてみてください。