40代以降の筋肉量減少

40代以降の筋肉減少とその影響について

40代を過ぎると、特に下半身の筋肉が年1%ずつ減少すると言われています。例えば、筋肉量が50kgある場合、1年で約500gの筋肉が失われる計算です。筋肉は何もしなくても1kgあたり1日約13kcalを消費しますが、筋肉が減少するとその分エネルギー消費も減り、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されます。このままでは、1年で約340gの脂肪が増える可能性があります。

さらに、2週間ダラダラと寝て過ごすと、筋肉量が約15%も減少するという実験結果もあります。これは無重力状態や長期間の不活動により、筋肉に負荷がかからないためです。もし筋肉量が50kgあると仮定すると、2週間でなんと7.5kgの筋肉が失われる計算になります。そして、その結果、約200gの体脂肪が増えることになるのです。

もちろん、これは理論上の話ですが、リモートワークが増えて1日中室内で過ごすことが多くなった方は、この影響を想像してみてください。2週間で約200gの体脂肪が増え、さらに1ヵ月後、半年後、1年後にはどれだけ脂肪が増えるかを考えると、とても恐ろしい結果になりかねません。

まとめ

40代以降は、特に下半身の筋肉が年1%の割合で減少し、その結果、エネルギー消費が減って体脂肪が増加する可能性があります。さらに、2週間寝たきりで過ごすと筋肉量が約15%減少し、約200gの体脂肪が増えるとされています。リモートワークなどで室内で過ごす時間が増えると、体脂肪の増加が加速する恐れがあります。