「40代以降でもトレーニングは続けられるのか」
そんな話題になることがあります。
私は現在46歳、今年で47歳。
今やっているトレーニングの目的は、
これから先も、動ける身体を維持し続けること。
記録更新や限界への挑戦ではなく、
身体と付き合いながら続けていくためのトレーニングです。
この考えに至った背景には、私自身の経験があります。
昨年、
スモロフジュニアプログラムという
高頻度・高ボリュームのベンチプレスプログラムを実施していました。
結果として、
右肩の腱板断裂を起こし、現在もリハビリを続けています。
スモロフjrプログラムは、ベンチプレスを伸ばすには非常に優れたプログラムです。
一方で、身体への負担が大きいのも事実です。
この経験を通して感じたのは、
「できること」と「今やるべきこと」は違う
という、ごく当たり前のことでした。
現在は怪我からの復帰段階です。
トレーニングでは、
• 全力では行わない
• 余力を残して10回できる重量を基準にする
• その日の身体の状態を見ながら調整する
こうした考え方で進めています。
重さを追うことも、
フォームを完成させることも、
今の最優先事項ではありません。
「今この動きで、身体がどう反応するか」
そこを確認しながら動かしている、という感覚です。
今日のトレーニングでは、デッドリフト150kg×10回を
2つのスタンスで行いました。
ワイドスタンス・デッドリフト
目的は脚を使うこと。
股関節主導になりやすく、
腰への負担を抑えながら下半身を動かせます。
ナロースタンス・デッドリフト
目的は背面(臀部・ハムストリングス・脊柱起立筋)。
引く感覚を確認しながら、無理のない範囲で実施しました。
同じデッドリフトでも、
スタンスを変えることで意味も負担も変わります。
今の身体の状態に合わせて、
鍛える部位と負担をコントロールするための選択です。
40代以降は、
• 追い込む
• 無理を通す
• 我慢して続ける
そういったやり方が正解とは限りません。
むしろ、
• その日の身体の状態を見る
• 種目や強度を選び直す
• 無理なく続けられる形を取る
こうした判断力が、トレーニングを長く続ける力になります。
年齢や状況によって、
トレーニングの目的が変わるのは自然なこと。
今の身体に合った選択をすることが、
結果的に一番長くトレーニングを続けられる道だと考えています。
小濱裕司

