ランニングマシンと外ランニング、の違い
■ランニングマシン(電動式)の特徴
・天候・時間帯に左右されず、安全に継続しやすい
・ペース設定がしやすく、初心者も安心
・衝撃吸収機能があり、膝・足首に優しい
しかし、電動式はベルトが自動で動き、風の抵抗もないため、
外を走るより負荷が軽く感じやすい面があります。
そこで研究では、
傾斜を1%に設定すると屋外走行のエネルギーコストに近づく
と言われています(参考文献1)。
※ ただしすべての速度や走力レベルに完全一致するわけではありません。
■外ランニングの特徴
・景色や風の変化で飽きにくい
・路面の変化から体幹も自然と使われる
・レースに近いトレーニングが可能
一方で、
・天候/気温の影響
・暗い道や交通の危険
・硬い路面による衝撃
などの注意が必要です。
■スキルミル(自走式)の特徴
ジムにある **テクノジム「SKILLMILL(スキルミル)」**のような自走式は、
脚力でベルトを動かすため、外走りに近い負荷がかかります。
特に、
・前傾姿勢になりやすい
・加速・減速の自由度が高い
・電動式よりも心肺負荷が上がる
・消費カロリーが増えやすい
という報告もあります(参考文献2)。
ダイエットはもちろん、競技力を高めたい方にも向いています。
■目的に合わせて選べばOK
「どちらが効くか?」より
**どちらなら続くか?**の方が大切です。
・膝の負担を少なく → 電動式+傾斜1%
・景色を楽しみたい → 外ラン
・負荷を上げたい → スキルミル
その日の気分で使い分けるのも大いにアリです。
■参考文献(エビデンス)
1)Jones AM, Doust JH. A 1% treadmill grade most accurately reflects the energetic cost of outdoor running. J Sports Sci. 1996.
2)自走式トレッドミル(スキルミル等)は電動式より負荷が高い傾向:



