小濱トレーニングジムでは、お客様に反復横跳びを行っていただいています。
「学生の頃の体力テストですよね?」
そう言われることが非常に多いです。
確かに学校の新体力テストでもおなじみですが、実は反復横跳びは単なる体力測定ではありません。
身体の動き方、神経系、切り返し能力、年齢による変化まで見えてくる非常に優秀なテストです。
そして当ジムでは一般的な20秒ではなく、独自に30秒で行っています。
最初に30秒とお伝えすると、
「なぜ20秒じゃないんですか?」
と聞かれることがあります。
実は20秒と30秒では、見えてくるものが少し変わります。
20秒では方向転換能力や瞬発的な動きが中心になりますが、30秒では後半の動きの維持やフォームの崩れ方まで確認しやすくなります。
反復横跳びは回数だけを見るテストではなく、「身体の使い方」まで見えてくる非常に奥が深い種目です。
反復横跳びは何を見ているのか?
多くの方は、
「俊敏性(すばやさ)のテスト」
と思っているかもしれません。
確かに間違いではありません。
しかし正確には少し違います。
反復横跳びで見ているのは単純な「すばやさ」だけではなく、
・加速する力
・止まる力(減速能力)
・方向転換能力
・リズム能力
・下半身の連動性
・神経系の反応速度
など複数の能力です。
つまり、ただ速く動けるかではありません。
「止まる」
「切り返す」
「また動き出す」
この一連の動きを見ています。
スポーツではこの能力が非常に重要になります。
野球、サッカー、柔道、格闘技、テニス、ゴルフなど、多くの競技では真っ直ぐ走る時間よりも、
止まる
↓
方向を変える
↓
再加速する
この繰り返しの方が圧倒的に多くなります。
足が速い人=反復横跳びが優秀とは限りません
100m走が速い方が反復横跳びも高いとは限りません。
逆に走るスピードは普通でも、反復横跳びが非常に高い方もいます。
理由は能力が違うからです。
走る速さは「スピード能力」。
反復横跳びは「方向転換能力」に近い能力です。
特に重要なのが、
・ブレーキ能力
・重心移動
・減速能力
・切り返し能力
です。
実は速い人ほど、「動き出し」より「止まり方」が上手です。
外側のラインで上手く減速し、反対方向へ素早く切り返します。
これはスポーツでも非常に重要な能力です。
年齢によって落ちやすい能力でもあります
筋力低下というと、多くの方は筋肉量をイメージします。
しかし年齢とともに先に低下しやすいのは神経系です。
例えば、
「つまずいた時に足が出ない」
「横へ避けようとしても身体がついてこない」
「転びそうになった時に立て直せない」
こういった現象です。
これは筋肉だけの問題ではありません。
脳
↓
神経
↓
筋肉
この情報伝達スピードが大きく関係しています。
反復横跳びは、この能力を簡単に確認できるテストでもあります。
スポーツパフォーマンスだけでなく、日常生活や転倒予防にもつながります。
なぜ小濱トレーニングジムでは30秒なのか
一般的な新体力テストでは20秒です。
しかし小濱トレーニングジムでは30秒で行っています。
理由は非常にシンプルです。
20秒だと動きに慣れてきた頃に終わってしまう方が多いからです。
特に最初は、
「ぎこちない」
↓
「少し慣れてきた」
↓
終了
こういうケースが少なくありません。
30秒にすると、
最初:動きに慣れる
中盤:リズムを作る
後半:疲労した状態でもフォーム維持
ここまで見ることができます。
もちろん20秒が間違いではありません。
20秒は方向転換能力を中心に見やすい方法です。
一方30秒では、
・敏捷性
・切り返し能力
・下半身持久力
・フォーム維持能力
なども確認しやすくなります。
同じ反復横跳びでも見ている内容が少し変わります。
回数が多い方の特徴
反復横跳びが高い方には共通点があります。
①頭の高さが変わらない
上下にピョンピョン跳ねません。
床と平行に滑るように動きます。
②ブレーキが上手い
足先だけで止まりません。
股関節、膝、足首をうまく使います。
③接地時間が短い
足音が小さく動きが滑らかです。
④後半でもリズムが崩れない
疲労してもテンポが大きく変わりません。
これはスポーツ能力にも非常に近い特徴です。
回数を伸ばす4つのコツ
当ジムでは以下を意識していただいています。
①頭を上下させない
②重心を低く保つ
③足を大きく出し過ぎない
④一定のリズムを作る
頑張る方ほど全力で大きく動こうとします。
しかし実際は逆です。
無駄な動きを減らした方が回数は伸びます。
特に30秒では後半の失速が起こりやすくなるため、フォームが非常に重要になります。
学生の体力テストではなく、大人だからこそ価値があります
反復横跳びというと、
「学生時代に嫌々やった」
そんな印象を持つ方も多いと思います。
ですが大人になってからこそ価値があります。
年齢とともに落ちやすい、
・神経系
・方向転換能力
・反応速度
・身体の連動性
これらを簡単に確認できるからです。
そして改善もできます。
筋肉量や扱う重量だけではなく、
「動ける身体」
を作る。
反復横跳びはその変化を分かりやすく数字にしてくれる、とても優秀なテストです。
学生以来やっていない方は、ぜひ一度挑戦してみてください。

