ジム通いを続けるのは難しい?数字で見るリアルな現実
ジムに通い続ける人は本当に少ない?
「今年こそジムで運動を始めよう!」と思い立つ人は多いですが、実際に続けられる人は驚くほど少ないのが現実です。
ジムに行ったことがある人の中には、「入会したけど、いつの間にか幽霊会員になってしまった…」という経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回はジム通いに関するデータを元に、なぜ継続が難しいのかを探ってみたいと思います。
日本のジム利用者はわずか3~4%
まず、日本でジムに通っている人の割合をご存じですか?
ある調査によると、ジム利用者の割合は全人口のわずか 3~4% と言われています。これは欧米のフィットネス大国と比べるとかなり低い数字です。例えば、アメリカやヨーロッパでは10%以上の人がジムに通っているとも言われています。
この差の理由として、日本では「ジム=マッチョを目指す場所」というイメージが強く、気軽に始めにくい環境があるのかもしれません。しかし、近年は「チョコザップ」のような気軽に利用できるジムも増え、健康意識の高まりとともに利用者数は徐々に増加しています。
ジム会員の80%は幽霊部員⁉
さらに驚きなのは、ジムに通っている人の 80%が幽霊部員 だというデータです。ある大手ジムでは、年間を通じて定期的に通う会員は全体のわずか20%にとどまるとされています。つまり、残りの80%の人は入会してもほとんど通っていないのです。
これは多くのジムで見られる傾向で、幽霊会員の存在によってビジネスモデルが成り立っているとも言えます。もちろん、ジム側も混雑を避けるために適度な会員数を維持していますが、結果的に「行かない会員」がいることが助けになっているのです。
筋トレを1年以上続けられる人は少数
さらに具体的な数字を見てみましょう。
アメリカの調査によれば、ジムに入会しても 1年以内に96%の人が辞めてしまう と言われています。このデータによると、以下のような離脱率が報告されています。
• 1か月以内に辞める人:24%
• 3か月以内に辞める人:63%
• 半年以内に辞める人:86%
• 1年以内に辞める人:96%
この数字を見ると、多くの人にとってジム通いや筋トレを継続することがいかに難しいかが分かります。
なぜ筋トレは続かないのか?
筋トレが続かない理由には以下のようなものがあります。
1. 目に見える成果が出るまで時間がかかる
筋トレは数回やっただけで劇的な変化が出るものではありません。そのため、効果を感じられずにやめてしまう人が多いです。
2. 最初のモチベーションが維持できない
「よし、今年こそ!」と意気込んで始めても、日常生活の忙しさや疲労で徐々に足が遠のいてしまいます。
3. 運動の習慣がなかった人にはハードルが高い
運動の習慣がない人にとっては、ジム通いそのものが新しい習慣になるため、慣れるまでに時間がかかります。
ジム通いを続けるためのコツ
ジム通いを継続するためには、以下のポイントを意識してみてください。
1. 目標を具体的に設定する
「3か月後に体重を5kg減らす」「週2回ジムに行く」といった具体的な目標を立てると、継続しやすくなります。
2. 最初から無理をしない
頑張りすぎて疲れてしまうと、次のモチベーションが下がってしまいます。最初は軽めのトレーニングから始めましょう。
3. 楽しみながら続ける工夫をする
お気に入りの音楽を聴きながら運動する、トレーニング後に小さなご褒美を用意するなど、楽しみを見つけることで継続しやすくなります。
まとめ:筋トレは小さな習慣から始めるのがカギ!
ジム通いや筋トレを続けることは簡単ではありませんが、適切な目標設定や工夫次第で習慣化することは可能です。無理なく取り組むことで、健康な体だけでなく日々の充実感も得られるはずです。
今年こそ、ジム通いをスタートしてみませんか?