
2025年3月11日。
今日は、あの東日本大震災からちょうど14年の節目の日。
あの日、日本は未曾有の大災害に見舞われ、たくさんの命が奪われ、多くの人が生活を一変させられました。あれから14年という時が流れた今も、震災の記憶は決して色あせることなく、私たちの心の中に刻まれ続けています。
私は、東日本大震災の約2ヶ月前から、1日も休むことなくパーソナルトレーニングの指導を続けてきました。
今日で5170日連続。
振り返れば、これは決して「当たり前」のことではありません。
健康な身体を維持できていること、それだけでなく、大きな災害や事故に見舞われず、今日もこうして変わらず指導を続けられていること。
これは、自分の努力だけでは成し得ない奇跡の連続だと感じています。
「5170日」という時間の重み
5000日を超える連続記録。
数字だけを見れば、確かに壮大に思えるかもしれません。
しかし、それは「ただ続けた」ということではなく、毎日を積み重ねることができる環境があったからこそです。
「継続は力なり」とは言いますが、そもそも継続するためには「継続できる状況」にいられることが前提となる。
私はこの5170日を通じて、その事実を深く実感しています。
どれだけ鍛えた身体を持っていても、どれだけ意志が強くても、自然災害や予測不能な出来事の前では、人は無力になり得る。
それでも、私は今日も変わらず指導を続けることができている。
これは、自分の努力だけではなく、幸運にも恵まれてきた証拠です。
震災の教訓と、今ある「当たり前」への感謝
東日本大震災が起こったあの日、多くの人が突然、日常を奪われました。
「昨日と同じ今日が来る」なんて、決して保証されているわけではない。
5170日という記録を積み重ねることができたのは、自分が無事でいることができたからこそです。
それは、決して「特別な強さ」ではなく、「運」の要素が大きい。
震災を経験した多くの方々が、ある日突然、仕事も家も、そして大切な人をも失いました。
そうした現実を目の当たりにすると、私が5170日も無休でトレーニングを続けられたことは、単なる自己管理や意志の力だけではなく、「奇跡的な巡り合わせ」でもあると感じます。
だからこそ、私は今日もこの日を迎えられたことに感謝し、これからも「できることを全力でやる」ことに意味を見出したいと思っています。
これからの未来に願うこと
私は強くあり続けることの大切さを、日々のトレーニングを通じて伝えています。
しかし、「強さ」というのは筋肉の力だけではなく、どんな状況にも耐え、乗り越えられる心の強さも含まれるのではないかと思います。
震災から14年。
時が経っても、決して忘れてはならない教訓があります。
「当たり前は、当たり前ではない」
「今日という日を迎えられること自体が、奇跡である」
私は、これからも5170日、5180日、5200日と、指導を続けていきます。
それができることを、当たり前ではなく、感謝すべきことだと自覚しながら。
そして、これからも大きな災害が起こらず、人々が安心して日々を過ごせる未来を願います。
もしもまた困難が訪れたとしても、強くあること、支え合うこと、そして乗り越えることを忘れずに。
今日という日を大切に。
そして、明日へとまた一歩進んでいきましょう。