お客様からトレーニング中に苦しくなったら声を出して良いですか?と聞かれました。
小濱トレーニングジムでは周りを気にせずに大声を出してトレーニングできますので、恥ずかしがらずにどんどん大声を出してトレーニング効果を高めて下さい。
息を止めないようにする意味でも声を出した方が良いです。
以前、ブログにも書きましたが、トレーニング中に呼吸を止めてしまうと血圧が上がり心臓に負担がかかり、心肥大が起こることもあります。
また、呼吸を止めて血中の酸素が不足して二酸化炭素が増えてしまうと血液のバランスが崩れ頭痛、吐き気、眠気など酸素不足の症状が現れますが、声を出すことで息を止めることを防止できます。
トレーニング中、どんなに頑張っているつもりでも人間の脳は制御が働いていて、普段は力を出し切れない仕組みになっています。
私が子供の頃に放送されていたキン肉マンでは追い込まれた時に火事場のクソ力がありましたが、現実の世界でも脳の制御を外すことで、筋力が5%アップすると実験で証明されているようです。
武道では苦しい時を乗り越える時や力を込める時に大声を出す習慣はありますし、ハンマー投げややり投げなどの陸上の投擲種目の選手も投げる時に大声を出すことによって記録が伸びることを経験上、体得しているようです。
僅か5%と思うかもしれませんが、ベンチプレス100kgを上げる人なら105kgに、スクワット200kgを上げる人なら210kgになりますのでこの差は大きいです。
小濱裕司