ベントオーバーローイング

【完全版】ベントオーバーローイングの正しいやり方と効果|初心者向けに徹底解説!

ベントオーバーローイングは、背中の厚みと広がりを作るのに効果的なトレーニングですが、フォームを間違えると腰に負担がかかりやすい種目でもあります。本記事では、初心者にも分かりやすいように、ベントオーバーローイングの正しいやり方や効果、安全に行うためのポイントを詳しく解説します!

1. ベントオーバーローイングとは?

背中を強くする基本トレーニング

ベントオーバーローイングは、バーベルまたはダンベルを使い、前傾姿勢の状態でウエイトを引き上げる背中のトレーニングです。「ベント=前傾」、「ローイング=引く動作」を意味し、広背筋や僧帽筋など、背中全体を鍛えることができます。

主に鍛えられる筋肉

✅ 広背筋(こうはいきん):背中の大きな筋肉で、逆三角形のシルエットを作る

✅ 僧帽筋(そうぼうきん):首から背中に広がる筋肉で、背中の厚みを作る

✅ 菱形筋(りょうけいきん):肩甲骨を寄せる働きをし、姿勢改善にも関与

✅ 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):背骨を支え、姿勢を維持する

✅ 上腕二頭筋(じょうわんにとうきん):肘を曲げる動作で補助的に関与

2. ベントオーバーローイングの正しいフォームとやり方

基本フォームのポイント

1. 足幅は腰幅程度に開く

2. 膝を軽く曲げ、股関節を折りたたむように前傾する

• 背中を丸めずに、胸を張る

3. バーベルを肩幅程度のグリップで持つ

4. バーベルをお腹(みぞおち〜下腹部)に向かって引く

5. 肩甲骨を寄せながら、背中の筋肉を意識して引き上げる

6. ゆっくりとバーベルを下ろし、背中の筋肉に負荷をかけ続ける

✅ 目線はやや前方へ(顎を上げすぎると首に負担がかかるため注意)

✅ 背中を丸めないように注意(腰痛の原因になる)

3. グリップによる違い|リバースグリップ vs ノーマルグリップ

ベントオーバーローイングには、2種類のグリップがあります。それぞれの特徴を理解し、目的に応じて使い分けましょう。

① リバースグリップ(逆手)

• 手のひらを上に向けて握る(アンダーグリップ)

• 肘が体側に寄りやすくなり、広背筋の収縮が強くなる

• 上腕二頭筋の関与が増える

• 背中の厚みを作りたい人向け

② ノーマルグリップ(順手)

• 手の甲を上に向けて握る(オーバーグリップ)

• 僧帽筋や菱形筋、広背筋中央部に刺激が入りやすい

• 高重量を扱いやすい

• 背中全体をバランスよく鍛えたい人向け

 初心者はノーマルグリップでフォームを習得し、慣れてきたらリバースグリップも試してみるのがオススメ!

4. よくある間違いと改善ポイント

❌ 腰が丸まる

✅ 改善策:胸を張り、股関節を折りたたむように前傾する

⚠ 注意:腰が丸まると腰椎に過度な負担がかかり、腰痛やヘルニアの原因になります。

❌ 顎を上げすぎる

✅ 改善策:やや前方を見る程度にとどめ、首に負担をかけない

⚠ 注意:顎を上げすぎると頸椎にストレスがかかり、肩や首の痛みの原因に。

❌ バーベルを体から離して引く

✅ 改善策:バーベルは太ももの上を沿わせるように引く

⚠ 注意:バーが離れすぎると負荷が背中ではなく腕や腰に逃げてしまう。

5. 初心者向け!ベントオーバーローイングの代替種目

「ベントオーバーローイングをやりたいけど、腰が不安…」

そんな方は、以下の種目から始めるのがオススメです!

✅ イェーツロー(Yates Row)

• 前傾角度を浅くしたバリエーション

• 腰の負担が少なく、初心者でも扱いやすい

• 僧帽筋や広背筋中央部に効きやすい

✅ ダンベルローイング(ワンハンドロー)

• ベンチに片手・片膝をついて行うので、腰への負担が軽い

• 広背筋を意識しやすく、初心者にオススメ!

✅ ベンチロー(サポート付き)

• ベンチにうつ伏せになり、完全に腰の負担をなくす

• 正しい引く動作を覚えるのに最適

 初心者はまず代替種目で背中の筋肉を意識する練習を!

6. ベントオーバーローイングの目的別重量設定

目的

回数

負荷の目安

筋肥大(バルクアップ)

8~12回

高重量

筋力向上

4~6回

最大重量の80~90%

筋持久力向上

15~20回

軽~中重量

✅ 初心者はまず12〜15回で正しいフォームを習得し、慣れたら重量を増やすのが理想的!

まとめ

ベントオーバーローイングは、背中を鍛える基本種目として非常に効果的ですが、フォームを間違えると腰に負担がかかるリスクもあります。以下のポイントを意識して、安全にトレーニングしましょう!

✅ 胸を張り、背中を丸めない!

✅ 顎を上げすぎず、やや前方を見る!

✅ バーベルを体に沿わせて引く!

✅ 最初は軽めの重量でフォームを習得!

✅ 腰に不安がある人は代替種目からスタート!

ベントオーバーローイングを正しくマスターして、理想の背中を手に入れましょう!