
ワンハンドスナッチとダンベルの「回転」と「シューズ」の影響
本日のトレーニングでは、久しぶりにスリーブ部分が回転するダンベルでダンベルワンハンドスナッチを行いました。

改めて感じたのは、ダンベルの「回転する/回転しない」の違いが、動作のスムーズさや関節への負担に大きな差を生むということです。
さらに今回は、シューズの違いによってフォームや出力が大きく左右されることにもあらためて気づかされました。

20代の頃は「回転式ダンベル」+「アシックスのリフティングシューズ」で80kg×6回×3セット
20代の頃は、スリーブ部分が回転するタイプのIVANKO(イヴァンコ)製ダンベルを使用していました。
そのころは、片手で80kgのワンハンドスナッチを6回×3セットこなすのがルーティンでした。
そして足元は、アシックスのウェイトリフティングシューズを履いていました。
当時から「かかとの高さ」と「ソールの安定感」がこの種目に向いていることは感覚的に分かっており、爆発的な動作でもブレずに安定してキャッチできていました。
そのおかげか、手首や肩に痛みを感じたことは一度もなかったと記憶しています。
今は「回転しないタイプ」だと手首が痛くなる
ところが現在、回転しないタイプのダンベルで50kgを扱ってみたところ、手首の外側に痛みが走るようになりました。
キャッチの瞬間に、ダンベルが手の中でねじれるような感覚があり、その衝撃が手首から肩まで直線的に伝わるような不快なストレスが残ります。
これは加齢による関節の問題というより、器具の構造による負担の違いであると確信しています。
特にスナッチのような高速・高負荷の動作では、回転するダンベルでないと関節にやさしくないのが現実です。
今日はうちのジムに1つだけあるIVANKO(イヴァンコ)製の回転する40kgダンベルを使用して、ダンベルワンハンドスナッチを6回×3セット実施しました。
重量としてはやや軽めではあるものの、非常にスムーズで関節への負担が少なく、痛みもゼロ。
特にキャッチ動作が自然に収まり、フォームの安定感も高く、出力にも集中できる内容となりました。
最後の3セット目だけ、アシックスのウェイトリフティングシューズで実施
今回のトレーニングでは、1〜2セット目は普段通りノートリアスリフトのような靴底が薄いフラットシューズで行っていましたが、
3セット目だけは、20代の頃に使っていたアシックスのウェイトリフティングシューズに履き替えて試してみました。
すると動作の安定性がまったく違い、
骨盤が自然に前傾しやすくなる 重心を足裏全体に乗せやすくなる キャッチ時のブレが抑えられる
というように、全体のフォームが劇的に改善される感覚がありました。
重量は同じでも、動作効率と出力感が格段に向上し、「やっぱりこのシューズだな」と納得の感触でした。
シューズの選び方もトレーニングの質を左右する
20代の頃にアシックスのリフティングシューズを選んでいたのは、偶然ではなく理にかなっていた。
そして今あらためて試してみて、この種目にはやはりかかとの高いリフティングシューズが最適だと再確認しました。
最近は、動作や重量ばかりに意識が向きがちですが、道具の選び方一つで出力の質が大きく変わるということを実感する良い機会になりました。
まとめ
IVANKOの回転式ダンベルは、スナッチのような動作で関節のねじれを防ぎ、安全性が高い 回転しないタイプでは、特に中高年になると手首や肩に痛みが出やすい 靴底が薄いシューズより、かかとの高いアシックスのリフティングシューズの方がフォームが安定する 最後のセットでシューズを変えただけでも動作の質が明確に向上 器具とシューズの選び方が、トレーニングの快適さ・パフォーマンス・継続性を左右する
今日は、40kgという控えめな重量でも「質の高い動作」ができたことで、あらためて**“道具選びはフォームそのもの”**であると再確認した一日でした。