筋肉痛とトレーニング効果の関係

筋肉痛=筋肉の発達ではない?

筋肉痛があるからといって、必ずしも筋肉が発達しているわけではありません。筋肉痛の原因は完全には解明されておらず、筋肉痛がなくても筋肉はしっかりと発達します。

筋肉痛を起こしやすいトレーニング

トレーニングにはポジティブ(筋肉が縮む)とネガティブ(筋肉が伸びる)局面があります。ポジティブ局面では筋肉痛が起こりにくい一方、ネガティブ局面では筋肉痛が起こりやすいです。筋肉痛を感じにくい場合は、トレーニング中にゆっくりと重りを下ろす(ネガティブ動作)ことを意識してみましょう。

トレーニングの具体例

  • ベンチプレス:
    バーベルを胸に近づける際、ゆっくり4-5秒かけて下ろします。上げる時は通常の速度で行います。
  • ダンベルフライ:
    大胸筋をしっかり伸ばしてから上げることで、ネガティブ動作を意識します。
  • インクラインダンベルカール:
    上腕二頭筋を伸ばしてから上げる動作をゆっくり行います。

筋発達は重量に注目

筋肉痛が発達の指標ではなく、トレーニングで扱う重量の増加が重要です。筋肉痛が多すぎると回復が遅れることもあるので注意が必要です。トレーニング中、同じフォームで扱う重量が増えているかどうかをチェックすることで、筋肉の発達を確認できます。

筋肉痛がないからといって効果がないわけではありません。筋発達を目指す際には、重量の増加と正しいフォームを重視し、トレーニングを続けましょう。

小濱裕司