ベンチプレスの手幅とグリップの選び方:初心者から上級者まで知っておきたいポイント
ベンチプレスの効果を最大化するためには、手幅(グリップ幅)や握り方の選択が重要です。
1. ベンチプレスの手幅の選び方
ベンチプレスでの手幅は、主に3つのタイプに分かれます。
(1) ナローグリップ(狭めの手幅)
• 特徴: 81cmラインの内側の狭めの手幅。
• 効果: 上腕三頭筋(腕の後ろ)への負荷が高くなります。
• こんな方におすすめ: 腕の力を強化したい方。
(2) ミディアムグリップ(標準的な手幅)
• 特徴: 81cmラインに小指または薬指を合わせる手幅。胸筋と腕のバランスよく使える幅。
• 効果: 大胸筋全体に均等に負荷がかかります。
• こんな方におすすめ: 初心者や、ベンチプレス全体のフォームを安定させたい方。
(3) ワイドグリップ(広めの手幅)
• 特徴: 81cmラインに中指または人差し指を合わせる手幅。
• 効果: 大胸筋の中部を強調し、バーの稼動域を短縮できます。
• こんな方におすすめ: 高重量を扱いたい方や胸筋をよりストレッチさせたい方。
2. グリップの種類と安全性
ベンチプレスで使われる握り方には、以下の2種類があります。
(1) サムアラウンドグリップ
• 特徴: 親指をバーに巻き付ける握り方。
• 利点: 安全性が高く、バーをしっかり固定できます。
• 初心者向け: 基本的にこの握り方がおすすめです。
(2) サムレスグリップ(通称:モンスターフック)
• 特徴: 親指をバーに巻き付けず、他の指と並べて握る方法。
• 利点: バーを前腕骨の真上に乗せやすい。
• 注意点: シャフトが滑り落ちるリスクがあるため、セーフティーバーや補助者が必須です。
3. まとめ:自分に合ったスタイルでベンチプレスを楽しもう!
手幅やグリップの選び方は、目指すトレーニングの目的によって異なります。初心者の方はまず安全性を重視した「ミディアムグリップ×サムアラウンドグリップ」から始めてみてください。
上級者の方は目標や目的に応じて、ナローグリップやワイドグリップ、さらにはサムレスグリップを取り入れることでトレーニングの幅が広がります。
安全に注意しながら、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう!