腱板断裂の手術で6日間入院へ―5360日連続パーソナルトレーニングから学ぶ休養とリハビリの大切さ

入院前のご報告とこれまでの歩み

明日から、右肩の腱板断裂の手術のため、6日間の入院をすることになりました。

これまでにも膝などの手術を経験していますが、肩の手術は初めてであり、不安もあります。しかし同時に「これは新たな節目になる」と前向きに受け止めています。

振り返れば、2011年1月15日から本日2025年9月17日まで、実に 5360日間、一日も欠かすことなくパーソナルトレーニングを指導してきました。しかも、そのすべてを「現場で」「お客様と一対一で」行い続けてきたのです。

この記録は単なる数字ではなく、私の生き方そのものであり、多くのお客様との出会いや努力の積み重ねの証です。

震災やコロナ禍を乗り越えて

この14年余りの間には、東日本大震災やコロナ禍といった社会全体を揺るがす出来事もありました。

それでも私は毎日現場に立ち続け、お客様と一対一でマンツーマン指導を続けてきました。どんな時代でも「人と直接向き合い、体を鍛える価値」は揺らがないと信じてきたからです。

誰一人として同じ体や生活環境を持つ人はいません。だからこそ「一人ひとりに最適なトレーニングを提供する」ことの意味を、この5360日の歩みの中でさらに深く実感しました。

休むことの大切さに気づく

ただ、今回の入院と手術を前にして、改めて「休むことの大切さ」を痛感しています。

私はこれまで「走り続けること」に価値を置き、どんな状況でも休まないことこそがプロフェッショナルだと信じてきました。

しかし、右肩の腱板断裂によって立ち止まらざるを得なくなり、「休むこともまた成長の一部」であると理解するようになりました。

トレーニングの世界では、筋肉を成長させるためには休養と超回復が不可欠だと指導してきましたが、自分自身はそれを実践できていなかったのです。今回の6日間の入院は、その意味を自ら体験する良い機会になると思っています。

今後へのプラスの展望

手術とリハビリを経て肩を回復させることはもちろんですが、今後は新しい挑戦にも時間を使いたいと考えています。

例えば、最新のトレーニング理論や栄養学を学ぶセミナーへの参加、これまで後回しにしてきた学びの機会を大切にすること。そうした経験が、回復後の現場指導に必ずプラスになるはずです。

また、5360日連続で続けてきた経験を文章にまとめ、これからリハビリを頑張る方や、同じように手術を控えて不安を抱えている方にも役立つ発信をしていきたいと思います。

感謝の気持ちを込めて

最後に、ここまで支えてくださったすべてのお客様に心から感謝申し上げます。

私一人の力では5360日という日々は達成できませんでした。お客様が本気で取り組んでくださったからこそ、私も全力で向き合うことができました。

今回の入院はわずか6日間ですが、私にとっては大きな意味を持つ時間になります。リハビリをしっかり行い、必ず回復して現場に戻ってまいります。そして次にお会いする時には、さらに成長した姿でトレーニングを提供できるよう全力を尽くします。

今後とも温かく見守っていただければ幸いです。

小濱裕司